一人でやっちゃおう!実録 有限会社設立物語
「ゆたぷろ開業日記」の続編です。あまりにも読者が少なかったため、
核心をついた題名にしてみました。
仕事をするための会社作りというより、
一度会社を作ってみたいという素人筆者のドタバタ劇をお送りします。
第三話 現金輸送。300万があっというまに・・・
前回までのあらすじ。
ようやくの思いで信用金庫への出資金保管を確約。
どこかで見たけど、「銀行って一見さんお断りの気がある」と言うのは本当だったみたい。
しかも重役会議みたいなものを開いて云々なんて・・・。
やっぱ頼れるのは地元信金だなっ、と思った次第で早速手続きに。
おっと、判明したこと。
取引実績と司法書士は誰か、を必ず聞かれる?
5/6つづき
車を走らせ郵便局へ到着。実は通帳残高2、983、333円は既にネット上で確認済み。
色々お金要りようだったので先日おろしたんだった^^;。その残金32、000円ほど
財布にあるので、まず一番にATMコーナーで3万円入金。
これで300万円オーバー(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
払い出しはさすがに機械でやるわけにはいかないので窓口へ。
払い出し用紙に、住所氏名、印鑑押印。そして最後に金額を書き込む。
((´−`)
ンー、0いくついるんだ?)
と、こんな大々金額仕事上でも見たこと無いから焦ってしまう(T.T )(
T.T)おろおろ
番号札を取り待つこと数分。
順番が来た!
「***番さん、どうぞ」
呼ばれるや否や猛ダッシュ!≡≡≡ヘ(*--)ノ
「お願いしますっ」
と、通帳と払い出し用紙を出す。
200万以上の払い出しには身分証明の提示が要るとのことで、
「運転免許証か何か見せていただけますか?」
と言われ、差し出す。
「用意しますのでお待ち下さい」
と言われ、待合室で待つこと数分。
「えっと、のっ、なっ、んー」
私の名字読み方が分からなかったらしい^^;。
「のうどです^^;」
「(・0・。)
ほほーっ。字は見たことあるけど読み方分からなくて^^;。
**の方行くとありますよね〜」
と言われる。その地域(私の居るところの隣市)は、医者とか水道屋があり
「あっちのほうは偉い人ばっかですけどね^^。こっちは普通の人ばっかで」
とか、なんか馬鹿げたことをのたまわってしまった(;^_^A
そして目の前には100万束が3つ。局員さんが封筒に入れてくれた。それを鞄にしまい込む。
こうして、チャララン、ゆたかは300万円を手に入れた(*'ー'*)ふふっ♪
「お気をつけてお帰り下さいね^^」
と見送られ、お礼を言い郵便局を後にする。
次はその札束を手にS信用金庫へ。
入り口を入り行内へ。空いている・・・。それが第一印象。さっきの郵便局とはえらい違い。
で、早速融資の窓口を探し(すぐ目の前だった)開口一番。
「すいません、出資金の払い込みに来たんですけど」
「( ̄△ ̄;)エッ・・?」
てな感じで女性行員さんの反応。あれれれれ?ってな感じでこちらも固まっていると、
違う席の女性行員さんが、
「あ、はいっ、こちらへどうぞ〜」
と誘導してくれる。(´▽`)
ホッと思い、そちらへ移動し椅子に腰掛け、
「有限会社を作るので出資金の払い込みをお願いしたくて来たんですが」
と切り出し、定款のコピーと印鑑・印鑑証明、そして300万円入った封筒を差し出す。
するとマニュアルらしきものを見ながら書類を出し、
「えっと、こちらの書類のですね、えっと(;^_^A
アセアセ・・・」
てな感じで、あまりこの業務自体がないのか行員さん自身も戸惑っている様子。
あらかじめ予習してあり、だいたいの項目は分かっているため
「設立ですんでここですよね。資本増加ってのは関係ないですよね。口数と金額はこうで・・・
合計が3000・・・あれ?いくつだ??」
「あ、あと0みっつですね^^」
「o(*^▽^*)oあはっ♪こんな大きい数字書いたこと無いんで^^;」
郵便局でおろしたときの払い出し用紙は、位毎に枠があったがこれには無い。
といってもやっぱり数えていたが・・・。
再びマニュアルを見ながら提出した定款を見ている。なにやら質問されたが、
訳の分からない内に解決してしまった^^;
(多分、議事録か何かについてだったのかな?一人だから関係ないと言うことで・・・)
その後書類の確認をしているようですが、時々動きが一瞬止まり、
マニュアルを確認しているご様子。
「保管証明は今日お出しすればよろしいですか?」
ほんとにすぐ出来るんだ。調べた所では2,3日かかるって書いてあったのに、
と思いながら、
「ハイ(^-^)/。今日でお願いします」
こうして和やかに記入は進み、押印も済ませます。
せわしなくあちらこちらに動いてみえるが書類の確認が終わり、
いよいよ300万円に手が・・・。
「それでは確認しますね〜」
と、素早い手つきで金勘定。あっというまに終わり、
「はい、確かに300万円お預かりします」
その後、素早い手つきで電卓を叩いている。
「えっと、保管金の証明書発行の手数料が6300円になります」
(*。◇。)ハッ!・・・しまった。財布には2000円ほどしかないんだった。
「すみません、ちょっとお金足りないんで・・・。家に帰ればあると思うんで持ってきます」
「あ、はい、いいですよ^^。それじゃその間に証明書作っておきますね^^」
と、急いで家に帰り、お袋様から1万円借り。信用金庫へ戻ってみると
2通の書類が用意されている。
再度金額を確認し、1万円札を出す。
「おつりが3000と700円ですね。お確かめ下さい。書類の方が、1部は登記用で
もう1部が会社保管用となっております。あと口座開設の時には謄本が要りますので
用意しておいて下さい」
と、説明を受ける。ε〜( ̄、 ̄;)ゞフー。これで登記申請が出来る!と感じ、
ルンルン♪
q(^-^q)(p^-^)p q(^-^q)(p^-^)p
♪ルンルン
な状態。
書類と領収書を受け取り、
「どうもありがとうございました。また口座を作るときにもよろしくお願いします^^」
とご挨拶。大勢の行員さんから
「ありがとうございましたぁ〜」
と見送られ、意気揚々と信用金庫を後にしたのでした。
つづく・・・
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