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ゆたぷろ開業日記

巷ではいろいろな開業についての解説ページがあります。しかし、どれも手順や申請書の書き方といった物ばかりで、実際の開業の様子を書いた物はほとんど見られません。
そこで私、ゆたかが”ゆたぷろ”を設立(できるかな〜)していくまでの様子を克明に綴ったドキュメンタリーです^^。


サンプル

3/11
類似商号の調査をするべく、法務局へいってきました。開業地がはっきりと決まっていないので、するつもりのあるk市とs市の法務局へ行って来ました。


k法務局
 現地に着き、聞きたいことをメモした紙を持ち突入です。聞きたい事というのは、「ひらがなの商号の場合、一文字違いでも類似に値する?」という件と「開業まで数ヶ月ある。こんなに早く調べても無駄?」の2点でした。

建物の中に入ると、思いの外混んでいて、ちと(ノ゜凵K)ノびっくり!!。受付のカウンターには既に先客がいたため、すぐそばの長椅子に腰掛けます。ものの1分ほどで先客の用は済んだようで、すかさず受付の方に

「類似商号の調査をしたいんですが」

と、問いかけます。すると閲覧申請書?(正確な名前覚えてない・・・)を取り出し、

「住所と氏名を記入して、付けたい会社の名前を書いて、閲覧の欄と商号調査簿の欄にチェックして下さい」

と言われます(あとで気づいたんだが、会社の所在地っての書かなかった)。
そこで聞きたいことその1を投げかけます。

「あの、ひらがなの商号の場合、一文字違いでも類似になるって聞いたんですけど、それだと”あ”から”ん”まで全部調べないといけませんよね?」

するとなにやらきょとんとした顔・・・。よく意味が分からないようです。そこで

「じゃ、実際に付けたい名前がこうなんですけど」

と、申請書を記入し見せる。するとそれを持って別席のところへ(上司?)。そして男性がやってきて

「ひらがなの一文字違い?ゆたぷろ?”さたぷろ”とかあったら類似になるかってこと?」

「そそ、そういうの類似になるって聞いたんですけど・・・」

「そんなの類似にはなりませんよ!」

って言われちゃいました。ちょっと度肝を抜かれ

「そうですか〜」

と答えるのが精一杯。あとの質問聞けなかったです^^;。そして受付の方が

「それじゃ”ゆ行”のでいいですね?」

って言うので、

「はい、お願いします(;^_^A アセアセ・・・」

と答え待つこと数十秒。

「納土さまぁ〜どうぞ〜」(マジこんな感じ)

と呼ばれ、閲覧コーナへ呼ばれる。閲覧コーナは、受付カウンターより事務所の内側にあり、既に何人かの人が書類を調べています。

適当な席に座ると、事務員さんが一冊(この地域では?)の本を持ってきます。”商号調査簿 や〜”と書いてあります。

早速、ゆ行を見てみると、なんと10数件くらいしか載っていない。当然”ゆたぷろ”なんて載ってもなく、「もしかしてこれで終わり??」ってな感じです。
思わず

「ε〜( ̄、 ̄;)ゞフー」

っとため息をつき、これではなんか得る物がないと感じ、その本一冊一通り目を通してしまいました(これがいいかどうかはわかりません。だって商号調査じゃないですから。少しビクビクしながら見てた)。

そこでいろいろな会社の”目的”欄に目を通し参考にしようとメモを取ります(これも何か言われないかと半分ビクビク)。

するとふと感じたことが、同じ内容でもいろいろな言い回しがされているっぽいことに気が付いたのです。

例えば”家電製品の販売”と”家庭用電化製品の販売”であったり
”パーソナルコンピュータ・通信機器の販売”と”パーソナルコンピュータ・周辺機器の販売”とか
結局はそのあとの”前号に付帯する一切の業務”でかなりカバーしているってことですね。

こうしていろいろな会社の”目的”を参考に、自分のしたいことに当てはまる物を何点かメモしていった訳です。

さて、これ以上いてもしょうがないのでここをあとにすることにします。近くの事務員さんに

「ありがとうございました」

と問いかけると

「お疲れさまでした」

と返され、閲覧コーナーをあとにします。こうして一件目の法務局訪問は終了したのでした。


s法務局
さて、車を走らせること数十分、次の目的地に到着です。入り口を入ると待っている人は誰もいません。受付の女性に

「類似商号の調査をしたいんですが」

と、問いかけます。すると閲覧申請書?(正確な名前覚えてない・・・)を取り出し、

「住所と氏名を記入して、付けたい会社の名前を書いて、閲覧の欄と商号調査簿の欄にチェックして下さい」

と言われます。さっきと書面が少し違うぞ?!と思いながら、ここでも

「あの、ひらがなの商号の場合、一文字違いでも類似になるって聞いたんですけど、それだと”あ”から”ん”まで全部調べないといけませんよね?」

と問いかける。ここでも先ほどと同じような反応で、

「どういった名前で・・・?」

とくるので、

「ひらがなで”ゆたぷろ”って付けたいんですけど、それで一文字違いでも類似になるって聞いたんですけど、それだと”あ”から”ん”まで全部調べないといけませんよね?」

と答え、書類に記入して出してみます。すると他の人と

「”ゆたぷろ”ってつけたいらしいんだけど一文字違いがなんたらかんたら・・・」

「同じ名前があっても目的が違えば付けられますよ(^_^)ニコニコ」

とこれまた駄目と言われるわけもなく、

「”ゆ行”ででいいですね?」

「はい、お願いします」

そしてすぐさま、ここでも

「納土さまぁ〜どうぞ〜」

と呼ばれ閲覧コーナーへ通されます。
既に何人かのスーツを着たプロらしい方々を尻目に椅子に座り、持ってこられた本を開けます。

こちらは”商号調査簿 み〜”とあり、とりあえず”ゆ行”を見てみます。
なんと、数件しかありません。すくな〜っと思いながら、当然”ゆたぷろ”なんて名前ないことを確認し、ここでも最初のページから目を通してみます(ビクビク)。ここではたいして得る物はなく、早々においとますることとしました。

「ありがとうございました」

と問いかけると

「お疲れさまでした」

と返され、閲覧コーナーをあとにします。ロビー周りに何かパンフでもないかと見回しましたが、訳の分からない物ばかりですぐさまここを後にすることにしました。


以上、実体験から基づいた結果、
 開業についての解説ページに「類似に関しては当該法務局の裁量の余地が大きい」とあり、当地区?では一文字違いなどという些細なことでは類似にならないっぽい。というか、全く問題にしたこと無いといった感じ。

 法務局の中の閲覧コーナーは、受付より事務所内に入ったところにある。鞄など持ち込み禁止、メモ書きはボールペン不可との注意書きがあった。

 なんかものすごく丁寧^^。
と判明。実際の開業はいつになるかわからないので、再度調査しに来ようと思う。その際にはこういってみようと思う。

「頭が”ゆ”でないものがあるか調べたいので全部見せてもらえますか?」
と。

つづく・・・



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